庭キャンする時は、アルコールストーブもいい感じ(アウトドアグッズのアルコールストーブの紹介)

庭キャンとは、BBQとか、お湯を沸かして珈琲を入れてまったりするとか、デイキャンプっぽいことを自宅のお庭で楽しむ事を言います。こんにちは、ねこきんぐ115です。

こんなご時世なので、ねこきんぐもお出かけ自粛して、静かに庭キャンに励む今日この頃です。そこで今回は、庭キャンギアの一つを紹介をしたいと思います。

庭で煮たり焼いたりをする時って、やっぱり炭とかを使いたいですよね。でも炭は片付けが面倒なんですよ。で、ガスバーナーやアルコールストーブがあれば、手軽に同等なことが出来ます。今回はそんな時に使う、アルコールストーブのお話です。

ところで皆さん、アルコールストーブってご存じですか?市販の燃料用アルコールを燃料とする携帯用のコンロのことです。軽量なのでキャンプや登山で使う人が多いですが、ねこきんぐは断然、庭キャンする時に使っています。

今日はアルコールストーブってなんだ?という人のために、使い方とかも紹介したいと思います。

そもそもアルコールストーブ(アルスト)って何?

珈琲サイフォンとかで使われる市販の燃料用アルコールを用いる携帯バーナーのことで、主にステンレスや真鍮、チタンなどの金属で作られています。

上の写真が代表的なアルストで、ねこきんぐ愛用のエスビットというメーカーの真鍮製のアルストです。大きさは内径が40㎜、高さも40㎜程、重量は90gです。中央のくぼみに燃料用アルコールを注いで直接火をつけて、一定時間、アルコールを燃焼させてコンロとして使います。

アウトドアグッズとしては、トランギアやエスビットという有名メーカから発売されているものが人気ですが、軍の流れ物や中華製の格安物も数多く出回っています。どれもアマゾンなどで、数百円から数千円で購入することができます。

継続燃焼時間は、例えばこのエスビットのアルストでは、カタログ上は70mlの燃料を投入することが出来、燃焼時間はおよそ25分前後とのことです。

アルストのいい所について

キャンプなどのアウトドアでは、ガスバーナーと共に煮炊き全般で重宝されて、多くのユーザーに愛用さています。特に登山やソロキャンプなどで人気です。

熱源としてはガスバーナーのほうが扱い易いのですが、実はねこきんぐは、あのゴーゴーいうガスバーナーの音が好きではないのですよ。

なので、庭でBBQや炭焼きをしない時は、ガスバーナーではなくアルストを使います。そんなアルストですが、いいところを3つ紹介したいと思います。

音が静かで炎が素敵

ガスバーナーがゴーゴー音を立てて燃えるの比べて、アルストは無音で燃焼します。使用時に音が静かっていうところが、個人的にアドバンテージです。

また、明るい場所では炎が良く見えませんが、薄暗い所では青白い炎がとてもきれいに見えます。

小型軽量で構造が簡単である

アルストの多くは、ステンレスや真鍮などで出来ており、小型軽量です。せいぜい100g前後が主流です。

大きさも片手に収まるほどコンパクトで、携帯に便利です。また、その構造はシンプルで、まず故障しません。持ち運びに便利なので登山やトレッキングなどに有利です。

ねこきんぐは庭で使うことが多いので、テーブル上でスペースを取らないことがいい所ですね。

燃料の入手がしやすい

燃料はメチルエチル混合の専用アルコールです。どこで購入できるかと言うと、普通にドラッグストアで購入できます。ねこきんぐは近所のカワチ薬局で、こんなやつをいつも購入しています。

これで500㏄で300円程です。液体で専用ポリビンに入って売られています。

たとえばガス缶(OD缶やCB缶)などは、使いきれずに少しだけ燃料が残ってしまうみたいなことがありますが、液状アルコールなら移し変えることが容易なので、残量の取り扱いも容易です。

ただし、外に持ち運ぶ場合はアルコール専用の瓶で漏洩を防いで移動させることが必要ですので、ちょっと気を使います。

あまり良くないところもある

でも良い所ばかりではありません。アルストを選択することで考慮すべきところもあります。

火力の微調整ができない

エスビットなど機種によっては、火力調整用の蓋をかぶせてざっくりとした調整が可能なものもありますが、基本的には、火力はデナリとなります。

そのため、こまかく微調整が必要となるような料理には、あまりむきません。一気にお湯を沸かすとか、グリルするとかに向いています。

火力はガスバーナーにかなわない

火力の強いアルストもあるようですが、大概はガスバーナーよりは弱いようです。

しかしながら、使い方によっては気にならない程度だと思います。

風に弱いので、風よけが必要

横風で火力が落ちますので、使用時は風よけで囲う必要があります。

ねこきんぐは、バーゴのヘキサゴンウッドストーブというものを、風防と五徳代わりに使っています。焚き火用のウッドストーブですが、アルストとの相性がいいのでとても重宝しています。

下の写真がそれです。このバーゴのヘキサゴンウッドストーブについては、別の機会に紹介したいと思います。

アルストの使い方はこんな感じです

ここで簡単に、アルストの使い方を解説したいと思います。

まずは五徳に設置する

アルストはバーナー単体なので、五徳が必要です。で、世の中には様々なアルスト用五徳が市販されていますが、ねこきんぐはバーゴのヘキサゴンウッドストーブというものを五徳兼風よけとして愛用しています。今回はそれを使って紹介を進めていきます。

アルストをバーゴのヘキサゴンウッドストーブに設置するとこんな感じになります。 アルストの周りを取り囲んでいる金属板が、ヘキサゴンウッドストーブです。

アルストの炎が出るところをぐるりと金属板が囲んでいて、その金属板が五徳の役目をしています。

専用の燃料用アルコールを入れる

燃料用アルコールを、中央のくぼみに入れます。この赤いボトルは、トランギア社から販売されている、アルコール燃料専用保持ボトルです。注ぎ口がワンタッチなのでアルストに注入しやすいです。

燃料は、使う都度に入れることになります。

燃料を入れたまま持ち運べるアルストも存在しますが、基本的には使う時に使う分だけ入れて燃料を使い切るのがお作法です。そこで、どれくらい燃料を入れるかが、問題となります。

使うアルストや燃料によって燃費が違うので、自分のアルストがどのくらいの燃料でどのくらいの燃焼時間があるのか、あるいはどのくらいの火力があるのか(どのくらい燃料を入れるとどのくらいの量のお湯が沸かせるのか)ということを、予め実験しておく必要があります。

このへんがちょっと面倒で、また面白い所でもあります。

ちなみにねこきんぐのエスビットのアルストでは、30ccの燃料で、400ccの水が6分ほどで沸騰できて、約7分ぐらいは燃焼します。

中央付近に火をつける

アルストの中央の燃料を入れたところをめがけて、ライターなどで火をつけます。

そっと手をかざして、着火を確認してください。ここで注意です。明るい所では点火した炎が見えにくいので、うっかり見えない炎でやけどしないように気を付けてください。

しばらくすると、周りの小さい穴からも炎が出てきて、大きく燃えてきます。それから炎の上にケトルや鍋などを置いて使用します。

火を消す

消火する時は、付属の消火用(兼火力調整用)蓋をかぶせます。エスビットのアルストは、最初から蓋に取っ手が付いているので使いやすいです。

ですが、もう使わないときは燃料が燃え尽きるまで燃やしておきましょう。

残りの燃料の回収が出来るものもあるようですが、ねこきんぐは毎回、使い切るようにしています。

ねこきんぐ流のアルストの使い方紹介

ねこきんぐの庭キャンでは、こんな感じでアルストを使っていますので紹介します。

1 ケトルでお湯を沸かして珈琲を楽しむ

ケトルを乗せて、お湯を沸かします。

ねこきんぐの庭キャンは、1人か2人ですので、小さいケトルでも十分です。このケトルは、コールマンの0.6リットルのものです。

上の写真のように約400ccのお湯を、およそ6分で沸かすことが出来ます。この時、燃料は約30ccを投入しています。

これを基準にして、沸かす水の量で使う燃料の量も調整します。しかしながら、これはねこきんぐのアルストセットでの実験値ですので、どれもが必ずこうなるわけではありませんので承知ください。

ゆるゆるとお湯が沸くのを眺めるのも、素敵な庭キャンです。お湯が沸いたら、庭やベランダでまったりと珈琲タイムを楽しみます。

また、一人分のお湯を沸かすのであれば、ケトルではなくてもカップを直接、火にかけてしまうのもアリです。ねこきんぐは、スノーピークの450mlのチタン製マグカップをこのようにしてケトル替わりに使うこともあります。(カップより五徳の径が大きい時は、小型の金網を使います)

2 スキレットで焼き物をする

小型のスキレットを使って焼き物をします。ベーコン焼いたりとかソーセージなどにも最適です。あるいはアヒージョを作って、つつきながらビールを飲みます。

庭なので、ビールや素材は、家の冷蔵庫からです。クーラーボックスなどはいりません。片付けも家の台所でOKです。庭キャンならではのいい所ですね。

スキレットなど、重量のあるものをヘキサゴンウッドストーブの上に乗せるときは、このような3枚の板治具を五徳部分の切り込みにのせて、安定させて使っています。この板治具は、marupeinetのTT02というカスタム五徳です。

火力調整は、最初はそのまま加熱して、いいところで消火用の蓋の上面を少し隙間を開けてかぶせることで、中火に調整することが出来ます。エスビットのアルストには、持ち手付きの蓋が付属していますが、これは重宝します。

他にも鍋で一人分のラーメンを作ったり、パスタを茹でたりもできます。庭のテーブルの上で完結できるのがいいですね。しかも、スペースを取りません。

 

まとめ

静かで手軽に使えるアルコールストーブは、アウトドアでも人気ですが庭キャンのバーナーとしても大変重宝します。ガスバーナーのようなゴーゴー音がしないというのは、静かに庭キャンしたいねこきんぐにはうってつけなのです。

皆さんも一度、庭キャンとかしてみませんか?

大げさな炭焼きBBQでなくとも、庭やベランダでアルスト使ってお湯を沸かして、コーヒーを入れるだけでも、なんとも立派なアウトドア遊びになります。やってみると、とても楽しいですよ。

ということで、マイブームの庭キャングッズのアルコールストーブの紹介でした。

ねこきんぐでした。

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