憂鬱の5_青空駐車はつらいのだ

今回の金言 スパイダーを所有するなら屋根付き駐車場が必要なのだ

茨城県H市で青空駐車でスパイダー生活をするねこきんぐに、台風が襲い掛かります。

顛末やいかに。

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ねこきんぐの憂鬱とは・・およそ30年前の、困ったイタ車に振り回されていた頃の体験談です。当時、憂鬱だった記憶を今回、忘備録として纏めてみました。皆、過去の話ですので、生暖かい目でみてやってくださいな。

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ねこきんぐが115スパイダーを購入したその年、1992年の秋の日のことだ。

なんだかけっこう大きめの台風が、日本に上陸するということになった。それも関東直撃するそうだ。

天起予報では、今夜が関東地方のピークになるらしい。ここ茨城県はH市にも今夜、強風と大雨の予報がされていた。

青空駐車の幌車にとって、最も警戒しなくてはならないのは、豪雨と強風だ。

それが複合技で来る台風は、ほんと、やめてほしい。

会社から戻ると、直ぐに台風対策に取り掛かる。まだ小雨だが、風は出てきている。天気予報によると、今夜半から強風、そして大雨だそうだ。

いつもよりも、しっかりとボディカバーをかける。ボディカバーは近所のカー用品店で適当に購入した、厚手で防水性の高そうなものだ。別に専用ボディカバーでもないが、大きさは十分だ。取り付けてみると、バタついたりはしない。いい感じだ。

さらにその上をビニールひもで縛着し、万全の構えを取る。これなら大丈夫だろう。

会社の寮の駐車場は、だだっ広いところに砂利を引いただけだ。

水はけは良いが、風通しも良い。

既にけっこうな強い風が出てきている。嫌な感じだ。

でも、お気楽なねこきんぐは、天気予報を気にしながらも、いつも通りに飲んで早々と寝てしまったのだ。

翌朝。

台風一過、いい天気だ。いそいそと駐車場へ様子を見に行く。

ねこきんぐのスパイダーは、いた。

が、ボディカバーが無い。消えた?

強風で飛ばされたようだ。どこにも見当たらない。ボディカバーを縛着したビニールヒモが車にむなしくからまっている。ねこきんぐの縛着が良くなかったのか、風が思ったより強かったのか。

近くを捜索するが、どこにもない。まいったな。どこか遠くに飛ばされたようだ。駐車場の隣の山林にでも入ってしまったのだろうか?まあ、飛んでしまったものは仕方がない。

ボディカバーの捜索はひとまずあきらめて、車のダメージを確認してみる。車の周りをぐるっと一周してみる。外観検査だ。

飛来物でへこんでいる、ということはないようだ。

よかった。少し安心。

幌もついているしな。さすがにこれは飛ばされないか。

安心ついでにドアを開けて、中を確認してみる。と、なんだこれは!

そこには大量の水たまりがあった。ねこきんぐの目は、点になってしまった。

そう、なんと、車内は水没していたのだ。

運転席側、助手席側、共に足元に10数センチ、水が溜まっていた。

カーペットは、水没。

結局、ボディカバー無しの幌が大雨に耐えきれずに侵水してしまい、車内が水没したようだ。

そうですか。そうなりましたか。。。気を取り直せ、ねこきんぐ。

カーペットをはがして手を突っ込んでみると、ドレン穴をふさいでいる、栓をみつけた。(こんなところに栓があるんだ)

この栓を開放して足元の水抜きをする。そしてしばらく乾燥させることにした。

ねこきんぐは悟った。普通のボディカバーでは、強風にさらされる青空駐車ではだめなんだな。

後日、ねこきんぐは対青空駐車用の対策を考えた。

通常のボディカバーでは風に弱いことが判ったので、ラッパーズのハーフカバーを取り付けることにした。これだと幌の部分だけカバーするのでとても密着性もよく、飛ばされない。

また、雨天後の湿気の籠りについても車全体を覆うことが無いので心配がなくなる。

現在では、ラッパーズでは販売していないようですが、こんなやつです。

写真:ラッパーズ ハーフカバー

これは今でも健在で、出先のカバーとしてトランクにいつも潜ませています。

ねこきんぐが屋根付き駐車場で保管できるようになるのは、まだまだ先の事なので大活躍しました。

(次回:憂鬱の6_ハンドル交換も大変なのだに続きます。)

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