最近、庭キャンする時はアルコールストーブをお供にすることが多いです。
こんにちは、ねこきんぐ115です。
今日は庭キャンする時に使うアルストの五徳兼風よけに使っている、バーゴというアメリカのアウトドア・ブランド製のウッドストーブのお話です。
アルコールストーブをコンロとして使うためには、合わせて五徳とか風よけが必要なのですが、世の中にはまあ、いろんなやつがあるんですよね。有名メーカの純正品から100均の格安品に至るまで、様々なものが販売されています。
ねこきんぐはそんな数ある五徳・風よけの中で、バーゴのヘキサゴンウッドストーブというやつをアルストと組み合わせて使っています。
アルストについては、こちらの記事で紹介していますので参考にしてくださいね。(参考リンク:庭キャンするならアルコールストーブもいいよね)
このバーゴのヘキサゴンウッドストーブは、ウッドストーブとあるように木材を燃やして楽しむものなのですが、アルストの五徳として使っても、相性バッチリなのですよ。
そこで今日は、バーゴのヘキサゴンウッドストーブについて紹介します。
バーゴのヘキサゴンウッドストーブって何?
枯れ枝などを用いて焚火を楽しむ目的の、超小型・シンプルで持ち運びに便利な、金属板だけで出来ている、折り畳み式のウッドストーブです。
小さな薪木をくべてお湯を沸かすグリルとして使ったり、焚火を眺めて楽しんだりするのが本来の使い方です。穴の開いた底板の上に枯れ木や小さな薪、小枝などを置いて点火します。燃焼後は、前扉から小枝を追加します。もちろん上からも木材を放り込むことが出来ます。底板は少し持ち上がっていて、外部の空気を内部へ効率よく導入できる構造となっています。
大きさは手のひらサイズで、およそ底辺が15センチ、高さが11センチです。かなり小さいので、市販の大きな薪をそのまま燃やすような使い方は出来ません。携帯用の焚火グッズという感じです。
金属の板が蝶番でつながっている構造で、底板の六角形(これがヘキサゴンですね)に合わせてくるりと組み合わせれば、富士山の様な形になります。手前の1枚の扉は開閉出来て、ここから小枝を入れたりすることになります。
金属板の材質は、ステンレス製とチタン製の2種類があり、チタン製の方は軽量で、加熱されたところが青色に変色します。この色の変化を望む人が多いためか、ステンレス製よりもチタン製のほうを好む人が多いようです。
ねこきんぐも、チタン製を所有しています。だいたいチタンなんて金属は、日常では手にしないですからとても気になりますよね。
収納は蝶番で折りたたんで、板状に戻して袋に入れるだけです。
ねこきんぐはこのヘキサゴンウッドストーブを、本来の薪を燃やすストーブとしてではなく、アルストの五徳として利用しています。これはねこきんぐのオリジナルではなくて、これを購入した人の多くが、同様にアルストの五徳として使っているようです。
アルストと組み合わせるとジャストフィット
では、どうしてこれがアルストの五徳に向いているかを説明したいと思います。
利点その1 大きさも機能も市販のアルストにいい感じに使える
ねこきんぐが主に使用しているアルストは、エスビットの真鍮製です。大きさは最大径が75㎜、高さが40㎜程です。
これがちょうど、ヘキサゴンストーブの中にいい感じにフィットするのですよ。トランギアなどのアルストも、ほぼ同じ大きさなのでこちらでもいい感じです。
五徳の高さも、炎がケトルの底にいい距離間で当たります。
またアルストをぐるりとストーブの板で囲うことから、風よけの効果が期待できます。またこれはストーブ内部の温度を上げることにもつながり、アルストの燃焼力が上昇するようです。
さらに底板が地面から少し上がっていて穴が開いていることで、外の空気を下から効率よく取り込むことが出来て、これもまた効率よく燃焼できるようになっています。
利点その2 小型軽量で扱い易い
小型軽量のアルストの五徳は他にも市販されていますが、五徳と風よけが一体でこのサイズというものは、あまり多く見られません。風よけが付くと、全体的に大きくなりがちです。
また部品がすべて蝶番でつながっているので、部品を無くしたり組み立てに手間取ったりしないのも利点です。
このウッドストーブが1つ有れば、アルストの専用五徳とか風よけとかをばらばらに用意するよりもはるかに利便性があります。
利点その3 形状が美しい
富士山のような形の見た目がいいです。時にチタニウム材のものは、炎にあたるところは青色に変色して、富士山の積雪部分のようですね。ねこきんぐは、外で使わないときは机の上に飾ってオブジェとして眺めています。
ちょっと不便なところもある
そんなヘキサゴンウッドストーブですが、使い勝手の悪い時もあります
五徳部の寸法が微妙
いいことづくめのヘキサゴンストーブですが、五徳部の寸法が微妙(約80㎜)という欠点があります。
シエラカップとかを火にかけようとすると、シエラカップの底面積にくらべて五徳寸法が大きいので、うまく乗らないんですよね。同様に450mlのスノーピークのシングルマグカップとかも、同じ理由で安定して乗りません。
逆に、スキレットでは重量があるため、小型のものでも五徳寸法が小さくて不安定となります。
そこでねこきんぐは、こんな風に解決しています。
乗せるものの底面積が小さい場合は、100均で購入できる小型焼き網や、据置型PCに用いるファンカバー(電気屋で150円程)を網代わりにしています。
では、重いもの・大きいものを乗せる時はどうするか、それを解決するためのアイテムがサードパーティから発売されています。
marupeinetのTT-02です。チタン製の板を加工したもので、板を組み合わせてヘキサゴンストーブの五徳部分をサポートするものです。
このように3枚の板で構成された治具を組みあわせて、五徳部に乗せるだけのものです。収納も簡単で、同じヘキサゴンストーブの収納袋に収まります。現在の価格はこちらから。
価格:5,814円 |
ねこきんぐの使い方3つ
ということで、ヘキサゴンウッドストーブのいつもの使い方を紹介します。
1.ケトルやマグカップでお湯を沸かす
庭やベランダで静かにお湯を沸かします。特に夕方などは炎が綺麗でいい感じです。
2.スキレットや焼き物板を乗せて焼き物をする
スキレットはニトリのものです。これでベーコンとかアヒージョを作ります。
これは市販の冷凍アヒージョをスキレットで煮込んでいるところです。庭キャンなら持ち運びなど考えずに、お手軽に冷凍食材を活用できます。
また、グリルプレートを乗せて、焼き物をすることもあります。ねこきんぐは「くろふね」というものを愛用しています。(くろふねについては別記事にて紹介します)
3.専用アルストや固形燃料で湯沸かしする
ウッドストーブよりもアルストの五徳にしている人が多いからなのか、メーカーのバーゴ社では、ヘキサゴンウッドストーブ専用のアルストを販売しているようです。
T-307というアルストです。裏返して固形燃料台にもなるものです。これについても別記事にて詳細を紹介する予定です。・・記事をどうぞ「バーゴのチタニウム製アルコールストーブを愛用しているので紹介するよ」
まとめ
いかがだったでしょうか。
ヘキサゴンストーブはウッドストーブなのに、ねこきんぐは今まで薪を燃やしたことはありません。やってみたい気持ちはありますが、煤がついて汚れるのがいやなんですよね。
大きさも焚火台には、ちょっと小さいですよね。薪というか小枝を頻繁に入れる必要がありそうで、なんだか使いずらそうです。
本来の使い方を差し置いて、アルストを扱う際には、最強の五徳兼風よけになります。アルストの五徳や風防を探している方は、このヘキサゴンウッドストーブも検討してみてはどうでしょうか。
ねこきんぐでした。
VARGO(バーゴ) チタニウム ヘキサゴンウッドストーブ T-415 価格:11,440円 |