115系スパイダーは楽しい!

こんにちは、ねこきんぐ115 といいます。

ねこきんぐの所有するアルファロメオ・スパイダーは、115系と呼ばれる型式のシリーズ3です。年式は、1988年式です。

ねこきんぐは、この115スパイダー と一緒に暮らしはじめて今年でもう29年になります。

購入当時の29年前は、なんか変な外車に乗ってる変わった人と思われていたでしょうが、今では旧いイタ車を大切に乗っている心優しい人 に昇格したと思っています。

私が、どうしてこんなに長くこの車に乗り続けているかというと、一言でいえば「115系スパイダーはとにかく楽しい!」からです。

その楽しい理由を、今から皆さんにお伝えしたいと思います。

楽しい理由は、4つあります。

  1. スタイルが美しい。
  2. 運転して楽しい。
  3. オープンにすると爽快である。
  4. エンスー気分を味わえる。

1.スタイルが美しい。

まあ、かなり個人的主観が入ってますが、勘弁してください。

アルファロメオ・スパイダーという車は、そのスタイルを見ているだけで楽しくさせてくれます。

この115系スパイダーは、1966年に1600スパイダーとしてシリーズ1が発売されました。その後、マイナーチェンジをしながらシリーズ4の1993年まで、約30年間生産されました。

デザインも、時代にあうようにシリーズ毎に少しずつ変化しましたが、基本的なフォルムには変化ありませんでした。

クラシカルな丸目の顔つきは、カエルのようにかわいいです。時々ポルシェ911と間違われることもあります。

サイドの複雑なウェブの入ったボディラインは、イタリア車ならではのものです。

また、今では見られない垂直に切り立ったフロントガラスと三角窓の姿にも味があります。

カフェなどに止めてコーヒーを飲みながら愛車を眺めたりするのも、ねこきんぐの楽しみの一つです。

2.運転して楽しい。

DOHCの2リッターエンジンは、トルクフルで扱いやすいです。

それに、車体の大きさが、ちょうどいいのです。

5ナンバー枠のサイズ感は、日本の道を走るのにぴったりです。

走りはどうかというと、もう30年以上も前の設計ですから最高スピードとかハンドリング性能などという、性能うんぬんという見地からは現代の車と比較することは意味を為さないということは、ご理解いただけると思います。

でも、これらの欠点が欠点に思えないところがまた不思議で楽しいのです。

60年代のアルファロメオの操縦感というか、五感に訴えてくる感じ、といえば伝わるでしょうか。

面倒な5速ミッション、重いハンドル。外観からは想像つかない男らしいエンジン音と、背中を押される感じ。

FR車ならではのドライブフィールと、身の丈のスピードでもスポーツ走行をしている、というハンドリング感覚は、現代のFF車には希薄となったクルマを操縦する楽しさに溢れていると思います。

3.オープンにすると爽快である

スパイダーはオープンカーです。

屋根があく。それだけで楽しいです。

オープンカーとは和製英語だそうで、屋根の空く車をイタリアでは幌の骨のところが蜘蛛の巣に似ていることからスパイダーというそうです。

スパイダーの重いドアを開け、キーを捻ってエンジンを始動する。

ボンネットを開けてエンジンルームを点検する。

天気がいいのでついでに幌も開けてみる。

咆哮するエンジン音や流れゆく窓からの景色。トンネル内での反響音や、ちらと運転中に振り向いた時の後ろの景色。

そこにはオープンカーだからこそ感じられる情景があります。

4.エンスー気分を味わえる

エンスーとは、英語のenthusiastの略で、車趣味人を指す言葉としても使われています。旧い車を大切に乗る人、と思って頂いて構いません。

当時でも新車で1960年代の車体の設計・デザインを十分味わえる車でしたが、今となっては30年前の車なので、本物の旧車になってしまいました。

そんなこの旧車である115スパイダーなんですが、その扱いは他の旧車のように気難しくありません。

ねこきんぐのシリーズ3になると、60年代の車体の設計に80年代の近代車の技術が数多く取り込まれてきています。

例えば、インジェクションを搭載していてエンジンの始動性は抜群にいいです。パワーウィンドも装着されています。エアコンはさすがに弱いですけど装備されています。

ねこきんぐは、自慢ではないですがそんなに車のメカには詳しくないし、自分でするのは日常点検程度です。考えてみると、ここ数年は車検以外で車屋さんにお世話になっていないです。

車のメカにめちゃめちゃ精通していなくとも、普通にエンスー車で普段使いができるってところが楽しいです。

きちんと整備さえされていれば、そこそこ丈夫な車です。

肩ひじ張らずにゆるくエンスー気分を味わえる、そんな車だと思っています。

***

もちろん、そうは言ったところで、新しい車のほうが数々の点で優れているのは判っています。

もう21世紀ですからね。

最近の国産車は故障の心配は皆無だし、燃費もいいし、衝突安全性も優秀だし、運転しやすいし、殆どオートマ車だし、エアコン効くし、良い所しか思いつかないですね。

1988年式の車では、性能だけみれば、2021年式の車とは比較にもならないです。

そこそこ頑丈とは言っても、常に故障の可能性は付いて回ります。

でもねこきんぐは、今日も115スパイダーに乗ります。

どうしてかというと、115スパイダーは、とにかく楽しい! からです。

このブログでは、ねこきんぐの115スパイダーのことや、115スパイダーとのゆるゆるのお出かけ情報などを紹介します。どうぞよろしく。

管理人 ねこきんぐ115(nekoking115)

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