こんんちは、ねこきんぐ115です。
ねこきんぐのアルファロメオ・スパイダーは、115系と呼ばれる型式の、1988年式のシリーズ3です。グレードはベローチェです。
ねこきんぐは、基本的にオリジナルで乗るのが一番だと考えています。
これは、ガッタメラータの鈴木社長から「ロメオはオリジナルが一番よ」と、事あるごとに吹き込まれたのが原因のようです。
ねこきんぐのスパイダーは、通常のシリーズ3と、外観的には大きく変わりません。
そうはいってもこの30年近くの間に、いろいろと手を入れて変更したところもあります。
今回は、ねこきんぐが今までに変更したところについて、紹介してみたいと思います。
大きな変更は、下記のとおりです。
- サイドミラーは、角形手動式
- ステアリングは、ナルデイのウッド
- 後部マフラーはANSAで、カッターは2本出し
- ヘッドライトは北米用からキャレロに変更
- シートは、ビニールから革張り仕様へ
- シートベルトは電動式を撤去、手動式へ変更
- サイドウィンドレギュレータを社外品のレールタイプに変更
他にも、ショックアブソーバーはコニースポーツとか、ウルトラのスパークプラグコード(シリコーンパワー)に変えたりとか、プラグをゴールデンロッジからBOSHのプラチナイリジウムフュージョンにしたりとか、ETC装着などの細かい変更は地道にしています。
また、分解点検や消耗品の交換などは、数限りなくチクチクと実施しています。
1.サイドミラーは、角形手動式
これは、購入当時は青空駐車だったため、電動ミラーの内部に水がたまってしまい、錆びて腐ってしまったことから、交換しました。
この時に、オリジナルは電動タイプだったものを、あえて旧式の手動調整式の角形にしました。
完全に、雰囲気重視でしたね。
この角型のほかに、丸型も人気がありました。
2.ステアリングは、ナルディのウッド
オリジナルのステアリングは、今思えばそんなに悪い感じではなかったのですが、当時はウッドタイプに変えねば、と思っていました。(見た目が重要だったんですね)
そこで交換をすることにしたのですが、ハンドル交換するだけで、えらい大変な目にあいました。
(後日、ねこきんぐの憂鬱で記載します)
今では無事交換して、こんな感じです。
このステアリングは、当時のユーノスロードスターのVスペシャルにも採用されていましたね。とてもかっこいいです。(ちょっと、ありきたりですけどね)
3.後部マフラーはANSAで、カッターは2本出し
これは、後部マフラーに穴が開いてしまい、交換することにしたのですが、ちょうどガッタメラータにこの在庫があったので、なんとなく決めました。
通常は、1本出しですが、このマフラーはカッター部が2本になっているものです。
2000GTVがこのマフラーを装着していたのを見て、気に入りました。
もちろん、サウンドとかはノーマルと変わりませんけどね。ねこきんぐはお気に入りです。
4.ヘッドライトは北米用からキャレロに変更
購入後、初めての車検の時です。
ガッタメラータの鈴木社長から、この車は北米仕様なので、ヘッドライトも北米仕様になっている。どうせならキャレロに変えないか、と言われました。
北米仕様のヘッドライトとは、右側通行車両に適したヘッドライトで、最初から右側寄りを照らすような構造になっているものだそうです。
そうすると、日本では右側=対向車の方を照らしてしまいますよね。
当然、車検時には光軸の調整をするのですが、車によっては、光軸調整幅が小さく、シムを用いたりすることもあるそうです。
ねこきんぐのスパイダーは、購入店での車検はちゃんと通ったことから、光軸合わせはできたのかと思います。ですが、このタイミングで、ヘッドライトをキャレロに変更しました。
キャレロのレンズカッティングはクラシカルで、とても素敵です。
5.シートはビニールから革張り仕様へ
よれよれのビニールレザーのシートから、縁あってコノリーレザーの本革シートに張り変えをしました。シート自体はシリーズ4の、背中に当たるところがもふもふしているタイプが個人的には好きだったのですが、ご縁があったので、ビニールからオール革製ということになりました。これも初回車検の時です。
高いだけあるのか、おかげでいまだに大切に使えています。
6.シートベルトは電動式を撤去、手動式へ変更
当時の北米仕様の車には、シートベルトが電動のものがあったようです。
ねこきんぐのスパイダーも、ちょっとレアな電動式シートベルトがついていました。
ねこきんぐの電動式シートベルトとは、こんな感じでした。
・サイドシェルのところにレールが腰元から足元のほうまで伸びている。
・ドアを開けると、シートベルトのバックルがレールに沿って、前方足元に移動する。
・この時、シートベルトはひっぱられた形状になる。(写真1の状態)
・ドライバーは、伸びたシートベルトの内側に入り込むように運転席に乗り込む。
・ドアを閉めると、バックルがレールに沿って左腰元まで電動で移動し、シートベルトの伸びた分を巻き取る。
・これで、3点式シートベルト装着完了となる。(写真2の状態)
写真1;ドアを開けた状態
シートベルトバックル部は、足元前方に移動する。この状態でシートベルトの下側に乗り降りする。
写真2;ドアを閉めた時のシートベルトの動き
ドアを閉めると、バックル部がレールを伝わって電動で左腰元まで移動し、3点式シートルトになる。
これが厄介で、購入時からまともに動きませんでした。途中で止まったのを手で引っ張ったりして。おまけでついていた2点式シートベルトをいつも使っていました。ガッタメラータで撤去してもらい、手動式の3点シートベルトに作り替えてもらいました。そのため、現在は、(運転席でいうと)右肩側から手動でおろして、左腰へバックルをロックする形状としています。
最後に、外からは見えないですが、大きな改造点を記載します。
7.サイドウィンドレギュレータを社外品のレールタイプに変更
115系スパイダーのパワ-ウィンドは、故障しやすいです。
それは、窓の上下駆動がワイヤー駆動式であるため、ワイヤーが緩んだり外れたりすることにより窓の上下が不調になるのです。(全開や全閉はワイヤーを延ばすのでやめてね、とかも言われたことがあります)
ねこきんぐのスパイダーも、例にもれずに今までにさんざん壊れました。
高速道路の料金所で(ETCは、まだ無い時)、窓が開かなくなって車を降りで支払する、といった体験は、1度や2度ではありません。
雨天に窓が上がらない、なんて時はさすがにもう泣きそうですね。
この社外品のサイドウィンドレギュレータは、ワイヤー駆動式からレール駆動式に改造する部品です。
ねこきんぐが、現在メンテをお願いしている筑波の「スポルティーバ」というお店で紹介して頂きました。これに変えて以降、パワーウィンドは故障知らずになりました。
このようなオールドアルファロメオのウィークポイントを認識しており、対策品などを扱っている、これがスペシャルショップなのだ、とねこきんぐは思っています。
ストレスなく普通に窓が上下するってほんとうに心、休まります。(国産車なら当たり前の事すぎますけどね)
次回は、115系スパイダーの購入を考えている人にねこきんぐから伝えたいことを記載したいと思います。
ねこきんぐ115でした。