今回は、ねこきんぐが115系のなかでも、シリーズ3を選んだ理由について紹介します。
ねこきんぐのアルファロメオ・スパイダーは、115系と呼ばれる型式の、1988年式のシリーズ3です。シリーズ3としては後期型になります。
ねこきんぐがスパイダーを購入した1992年当時は、まだシリーズ4が新車で販売されていました。
当時の115系の選択肢としては、シリーズ2(10年落ち中古車となる)、シリーズ3(比較的高年式の中古車を選べる)、シリーズ4(まだ新車も選べる)の3通りが選びやすかったです。
そのなかで、どうして中古のシリーズ3を選んだのかを紹介します。
- 年式が新しいのにもかかわらず、スタイルがクラシカルだった
- パワステはいらなかった
- 車体色に青メタがあった
1.年式が新しいのにもかかわらず、スタイルがクラシカルだった
ねこきんぐが、115系スパイダーを選んだ理由が、そのクラシカルなたたずまいにありました。
シリーズ3も4も、どちらもとても美しいです。
ですが、シリーズ3と比較すると、シリーズ4は近代的な装いとなりました。
シリーズ3は80年代後半のウレタンバンパー多用の無骨なスタイル、シリーズ4は、バンパー形状も車体デザインに取り込み、近代的でスタイリッシュ、といえるのではないでしょうか。まあ、今となってはどちらもクラシカルでとてもいいですけどね。当時はそんなふうに思っていました。
当時のねこきんぐとしては、よりクラシカルなシリーズ3のほうが、好みだったということです。
ウレタンバンパーなどは、余計だったのですけどね、
実はスタイルだけ言えばシリーズ2が好みだったのですが、キャブ車であること、この頃で既に10年以上経過した車だったので普段使いするという点で候補から消去していました。
写真で見比べてみましょう。
上の写真はねこきんぐのシリーズ3です。ウレタンバンパーとかが特徴的です。80年代を感じられますね。
これがシリーズ4です。シリーズ4の写真引用は、ウィキペディアのalfaromeo・spiderからです。
シリーズ4は、フロントバンパーがボディと一体化され、今風なデザインとなっています。
また、後部もシリーズ3よりも少し厚みがあります。後方ライト類のデザインも当時のアルファロメオ164というセダンに似たような形状にされています。
基本的にシリーズ4は、主に見た目を新しくしただけで、シャーシー構造などはシリーズ3と同じ115系となります。
よく言えば、近代的な外観で1960年代の良き時代のアルファロメオの乗り味を味わえる車であり、悪く言えば、見た目は近代的だけど1990年代の設計の車ではない古臭い車ということになります。
現在、中古車屋さんでたまに見かける115系スパイダーは、このシリーズ4が最も多いです。
当時、新車で500万程しました。金銭的にもちょっと手が出ませんでしたね。
2.パワステはいらなかった
シリーズ4からは、パワーステアリングが標準装備でした。国産車でも、当時の新車からは、パワステが標準装備されはじめた頃でもありました。
しかし、ねこきんぐはシンプルなほうが故障が少ないと考え、パワステ不要派だったのです。
30年近く経過した現在、シリーズ3はパワステ機構の故障の心配は無いので当時の思惑通りとなっています。
またシリーズ4は、3速ATがラインナップに追加されたり、ハンドルにエアバッグが装着されたりと、ねこきんぐのクラシカル志向とはベクトルが逆だったのも、シリーズ4を避けた理由の1つです。
3.車体色に青メタがあった
ねこきんぐのスパイダーの車体色は、青メタリックです。
これは純正色で、購入当初からこの色でした。
日なたではうすい青メタですが、日の当たり方によって色合いがとてもきれいに変化します。
この色は、当時のペイントチャートで調べると、Azzurro Lugano(ルガーノブルー)という色と思われます。
シリーズ4では、無くなった色です。シリーズ3のクワドリフォリオ(上級グレード)にも採用されていませんでした。当然、現在の車のペイントチャートからもカタログ落ちしています。
(色見本の引用先:https://www.uniquecarsandparts.comより)
アルファロメオというと、赤や黒、シルバーといったソリッドの色が大多数です。
この青メタ色は、他と違って珍しい部類に入りますね。
ということで、ねこきんぐがシリーズ3を選んだ理由を3つ、示してみました。
上記の理由から、シリーズ3のヴェローチェを選びましたが、今選ぶとするならば、その個体のコンディションが一番大事なんでしょうね。当時はまだ115系にも選択肢があって、新車も販売していましたからね。
購入当時のグダグダ体験は、ねこきんぐの躁鬱で紹介しています。
よろしければ、こちらもご覧ください。
ねこきんぐでした。