今回の金言 中古外車は、現品みてから購入しようね
中古外車屋で購入するところからです。(前回:ねこきんぐの憂鬱はここから始まった)
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ねこきんぐの憂鬱とは・・およそ30年前の、困ったイタ車に振り回されていた頃の体験談です。当時、憂鬱だった記憶を今回、忘備録として纏めてみました。皆、過去の話ですので、生暖かい目でみてやってくださいな。
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1992年当時、Aモータースでは、現物はまだ日本になくても普通に海外にストック?している中古車の写真を見せるだけで販売していた。
今考えると新車ではあるまいし、かなりリスクの高い販売方法だったと思うが、その頃はそんなのが当たり前だった。
また、リスクお構いなく飛びつくお人よしも大勢いた、ということだ。
ねこきんぐもその一人だったんですね。当時の自分に会えるのならほんと、中古車なら現物見て判断しよろな!と言いたくなる。さらに悪いことに、この輸入中古車販売店は、販売後の修理対応がお粗末な店だった。
考えてみると、中古のドイツ車やイタリア車やら、いろいろな車種を販売して、それらの販売車種全部のメンテをしっかり出来るって、ちょっとハードル高過ぎですよね。
外車とは言え、中古車販売業なのですから、メンテナンス力はお店の販売力量としては関係ない。中古車さんは、中古車を流通させるのが営業目的ですからね。
輸入車を販売しているのだから、メンテも後々までちゃんと面倒見てもらえる、などと、ねこきんぐはこの一番大事なところを、完全に誤解していた。
(リンク:115系スパイダーの購入を考えている人に伝えたいこと3つ)
ねこきんぐは、今思えば、かなり楽観的にこの車を購入してしまった。でも、人と車との縁なんか、そんなものなのかもしれない。実際、29年経った今でも乗っているしね。
初めて115系スパイダーの同型展示車両に感じ入ってしまってから、1週間後。
そこには、既に1枚の写真と数行のプロフィールだけで意気揚々と契約しているねこきんぐがいた。
当時の見積もり書があるので、見てみる。
平成4年の3月13日とある。西暦でいうと1992年だ。(今は2021年だ。29年前だね)
車両価格は269万円とある。諸費用合わせて317万円だったのか。
当時、新車のシリーズ4が約500万で売られていた。そう考えると、4年落ちの平行輸入車であれば車両価格が269万円は、まあまあ妥当な価格だったのであろう。
時はまだバブルである。
契約後、あとは船で日本まで運ばれるのを待つだけだ。船便なので、1か月程かかるらしい。
当時、約2年間乗っていたその時代の最先端であるZ32フェアレディを高額で売却し、資金は現金でそろえて準備万端である。この頃のねこきんぐは、給料を車に全振りの時代だったので、車用の資金はあったんですね。
ねこきんぐの車両の買い替えは、これで3回目である。(Z31→Z32→115spider→現在)
ねこきんぐにとっては、今回は国産スポーツカーが、外国製の小型オープンカーに代わるだけだ。普通の4年落ちの中古車を購入するようなもの、たまたま外車ね、みたいに気楽に構えていた。
フェアレディZよりは小柄で乗りやすいのかな、左ハンドルは初めてだな、などと本当にお気楽でした。
まさか、この先こんなにも、この車に振り回されることになるとは。ましてや、これから29年間も乗り続けることになるなどとは、この時は夢にも思っていなかった。
とりあえず、青空駐車だったので適当に屋外用のボディカバーを通販で購入した。なんでも良かったんですよね。
駐車場も会社の寮の駐車場を確保できた。青空駐車なのは仕方がない。幌といっても屋根だし、カバーかけとけば、まさか雨漏りとかしないよね。(当時の甘い期待は、この後日、すぐに粉々粉砕されることになる)
早く来ないかな!スパイダー。
首を長くして待つ、お気楽なねこきんぐでした。
これから憂鬱な日々が待っていることも知らずに。
(憂鬱の3_乗って帰るだけでぐらぐらなのだに続きます。)